オーストリアを代表する作家、グスタフ・クリムトの没後100年を記念した、「クリムト展 ウィーンと日本1900」が来春に公開。
グスタフ・クリムト《オイゲニア・プリマフェージの肖像》
1913/1914年 油彩、カンヴァス 140 x 85 cm 豊田市美術館
華やかな装飾性、そして圧倒的な画風が見る者を虜にする。
クリムトといえば、こうした甘美な作品のイメージで知られていることが多いが、画家としてのはじまりは、アカデミックな写実的描写からの出発であった。その後、金箔を多用する「黄金の時代」を経てウィーン・モダニズムの旗手として活躍した。
グスタフ・クリムト《アッター湖畔のカンマー城III》
1909/1910年 油彩、カンヴァス 110 x 110 cm
ウィーン、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
© Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll
本展では、ウィーンのベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の所蔵作品を中心に、クリムトの画業の変遷と彼とともに活躍した同時代の画家たちの作品をご紹介します。
グスタフ・クリムト《ユディトⅠ》1901年 油彩、カンヴァス 84 x 42 cm
ウィーン、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
© Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll
黄金時代の代表作の一つ、《ユディトI》をはじめとするクリムトの油彩画20点を、日本では過去最大級の規模でご覧いただける大変貴重な機会です。
歴史の波に翻弄され、現存する作品があまり多くない作家としても知られており、その謎めいた背景に隠された、センシュアルなクリムト作品をご堪能下さい。
■Title:「クリムト展 ウィーンと日本1900」
■Exhibition Period:2019年4月 23日(火)〜7月10日(水)/東京会場
2019年7月23日(火)〜10月14日(月・祝)/愛知会場(豊田市美術館を巡回予定)
■Place:東京都美術館 企画展示室
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
■Open:9:30-17:30
*金曜日は20:00まで開室
*いずれも入室は閉室の30分前まで
■Close:毎週月曜日休室(祝日・振替休日の場合は翌日)
■Web Site:https://klimt2019.jp/
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