金沢21世紀美術館〈lab〉シリーズ第3弾は、最先端の死の研究所「DeathLAB(デスラボ)」をフィーチャー。都市における「死」をめぐるさまざまな問題を問う。
《Constellation Park》2014 ©LATENT Productions and Columbia GSAPP DeathLAB
「DeathLAB(デスラボ)」は、建築家のカーラ・ロススタインが代表となり、2013 年にアメリカのコロンビア大学の建築・都市・歴史保存大学院に設立。彼女は20年間に渡り、コロンビア大学で教べんを取っている。
《Constellation Park》2014 ©LATENT Productions and Columbia GSAPP DeathLAB
コロンビア大学のデスラボは、環境、時間、空間といった街の多種多様な制約に対応できる「死」の未来を、宗教学や建築学、地球環境工学、生物学などを横断して探求する最先端の「死の研究所」。火葬、自然葬や宇宙葬といった既存のものとは違う新しい死の形を提案し、世界的にその研究は注目されている。
本展では、デスラボを主催するコロンビア大学准教授のカーラ・ロススタインとともに、「郊外へ疎外される『死』をいかに街に生きた形で取り戻すのか」「現代の都市文化に見合う『生と死の循環』とは何か」「個人が死者を追悼する空間でありながら、都市のインフラストラクチャーにもなるような公共空間はどのように実現できるのか」といった問いに対する革新的な可能性を建築模型や映像資料を通して構成。
人口集中とそれに伴う深刻な墓地不足、少子高齢化や火葬の二酸化炭素排出による環境負荷など。これまでにない葬送の方法を発明しなくてはならないことは当たり前の時代になる可能性を示唆する。
■Title: lab.3 DeathLAB:死を民主化せよ
■Exhibition Period: 2018年7月7日(土) - 2019年3月24(日)
■Place: 金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
■Open: 10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
■Close: 月曜日(ただし7月16日、8月13日、9月17日、9月24日、10月8日、10月29日、12月24日、1月14日、2月11日は開場)、7月17日(火)、9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火)、12月25日(火)、12月29日(土)〜1月1日(火)、1月15日(火)、2月12日(火)
■Web Site:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1763
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