20世紀美術の母の異名を持つ、ペギー・グッゲンハイム。ペギーの人生と彼女を取り巻く20世紀を代表する芸術家たちを追ったドキュメンタリーが公開。

©️“Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".

水の都、アートの都としても名高いベネチアに存在する、ペギー・グッゲンハイム美術館。そこはまさに、アートと恋に落ち、一生を捧げた華々しい女性の人生観が現れた唯一の場所。

ペギーは、NYの裕福な家庭に生まれ、20代のときにパリへ移り住む。その頃、シュルレアリスムや抽象絵画の革命的な表現に出会い、伝説のパトロネスへと華麗な転身を遂げていく。

©️“Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".

特異な環境で育った彼女にしかない芸術とアーティストの才能を見い出す特殊な能力は、天性のものと言っても過言ではない。彼女によって発掘された芸術家は数多く、アメリカ美術の先駆者とされるジャクソン・ポロックもまたそのひとりである。

ペギー・グッゲンハイムとは一体どんな女性だったのか。自らの邸宅を美術館としてオープンすることになった理由とは。芸術家たちとの愛の遍歴とともに、規格外に人生を自由に謳歌した女性の心の内を覗いてみたくなる。

■Title：『ペギー・グッゲンハイム　アートに恋した大富豪』

■Schedule：2018年9月8日（土）〜

■Place：シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

■Web Site：http://peggy.love/

■Credit：2015年/アメリカ/96分/カラー/DCP/原題：PEGGY GUGGENHEIM ART ADDICT

監督：リサ・インモルディーノ・ヴリーランド（「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」）

インタビュー出演：ペギー・グッゲンハイム、ジャクリーン・ボグラッド・ウェルド、ラリー・ガゴシアン、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、マリーナ・アブラモヴィッチ、ロバート・デ・ニーロ、マーセデス・ルール、アーネ・グリムシャー、ジョン・リチャードソン、ニッキー・ハスラムほか

登場アーティスト：サミュエル・ベケット、コンスタンティン・ブランクーシ、アレクサンダー・カルダー、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、アルベルト・ジャコメッティ、ピエト・モンドリアン、ジャクソン・ポロック、フレデリック・キースラーほか

配給：SDP 宣伝：プレイタイム

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