ヴェネツィアからの熱き便り。国際的展覧会で羨望を集める前竹泰江の作品。

「Urethane Flower on Steel Stem Clad with Foam」(2013), 高233 x 284 x 177 cm (高91 x 110 x 67 インチ), 鉄、ポリウレタン樹脂、エポキシ粘土、ワニスがけした炙ったスチロール

写真 © Heist Gallery 

ニューヨークを拠点に国際的に活動を行う作家、前竹泰江の参加する企画展「She Persists」が、『第58回ヴェネチア・ビエンナーレ』(イタリア)の開催に併せて6月11日(火)まで開催中。

前竹泰江の作品は、彫刻を中心とするもので、溶接、研磨、鋳造といった手法を通じて素材の状態や可能性を最大限に広げ変容させていく。

 

「形態」のもつ神秘的な広がり、官能的な美しさを兼ね備えた表現豊かな生命体として、新しい方法を生み出している。

 

本展は、女性アーティストの活躍機会を支えるミッションのもと行われる国際展覧会で、Heist gallery(ロンドン)の創設者であるMashael Al RushaidとSona Dattaが彫刻、絵画、映画など様々なジャンルの垣根を越えたキュレーションを行う。

参加作家

Aisha Abid Hussain、Anila Quayyum Agha、Anna Boggon、Annie Morris、Chitra Ganesh、Emilie Pugh、Faiza Butt、Guerrilla Girls、Hamra Abbas、 Judy Chicago、 Lalla Essaydi、Mamounia Gruessi、Maria Khan、 Maria Kreyn、 Mithu Sen、 Rose McGowan、Samira Abbassy、Shirin Neshat、Tonia Arapovic

「Urethane Flower on Steel Stem Clad with Foam」(2013), 高233 x 284 x 177 cm (高91 x 110 x 67 インチ), 鉄、ポリウレタン樹脂、エポキシ粘土、ワニスがけした炙ったスチロール

写真 © Heist Gallery 

写真 © Heist Gallery 

Yasue Maetake

東京都出身。コロンビア大学修士号。アメリカ国内外で作品を発表し、2014年度の文化庁新進芸術家海外派遣制度にて、ガーナのEl Anatsui スタジオでレジデンシーを行う。現在はニューヨークのクイーンズのスタジオで制作、ニューヨーク州立大学ファッション工科大学(FIT)美術学部の非常勤講師を行う。

www.yasuemaetake.com

■Title：「She Persists」展

■Schedule： 2019年5月10日(土)〜2019年6月11日(火)

■Place：Palazzo Benzon (パラッツォ・ベンゾン)

San Marco 3927 - 30124 Venezia, Italy

■Open：10:00-17:00

■Web Site： www.heistgallery.com